競売や公売などの差押え物件について

こんにちは。

全国の不動産を対象に担保ローンのサポートを行っております株式会社MIRAIアセットファイナンスです。

今回は、「差押え物件でも不動産担保ローンは組めるのか？」という事をテーマにお話しいたします。

結論から申し上げますと、
競売や公売にかかっている不動産でも、条件次第では融資を受けられる場合があります。

そもそも差押え物件とは、
税金滞納やローンの返済遅延などにより、裁判所や行政によって差押え（＝処分禁止の手続き）がなされた不動産のことです。
通常はその後、競売（裁判所）や公売（税務署など）にかけられて売却され、債権回収が図られます。

差押え物件にたいして融資を受けることは、一般的な銀行では融資を断られることがほとんどです。

なぜなら、すでに差押えが入っている不動産は「リスクが高い資産」と見なされるからです。

しかし、当社のようなノンバンクの貸金業者なら対応可能です。

 

融資可能な主なケースは下記のとおりです。

 

【差押え解除を目的とした資金調達】
差押え解除のために必要な金額を**短期ローン（つなぎ融資）**で借り入れし、その後に正式なローンへ借り換えるケースです。

・融資実行と同時に差押え解除に充当

・不動産の評価額が融資額を上回っている

・今後の返済計画に無理がないことを説明できる

 

【任意売却の前提で融資を受ける場合】

任意売却を進めるためには、差押えや抵当権を一時的に解除する必要があります。
その資金をローンで賄うことがあります。

・売却先がすでに決まっている（買付証明あり）
・融資期間が短期で済む見込み

【投資目的で差押え物件を取得したい場合】
競売・公売物件を購入して再販・賃貸したいという投資家向けにも、不動産担保ローンを活用できることがあります。
・入札に必要な資金をローンで調達
・物件取得後に担保評価が十分見込める

もちろん、融資を受けるには慎重な審査があります。以下の点には注意しましょう。

〇物件評価がカギ
→ 担保価値が低ければ融資は難しいです。

〇返済能力のチェックあり
　→ 個人信用情報（CICなど）も確認されます。

 

差押えという言葉はネガティブな印象を持たれがちですが、

不動産担保ローンの世界では“再生のチャンス”でもあります。

「もうダメかも…」と思っていた物件が、資金調達によって救える可能性も。
もちろん、リスクや条件もありますが、

「もう差押えられてるから無理…」と諦めてしまう前に当社にご相談ください